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8つのhosted AIを44件の記録で比べる — 3つの独立した違い

·42 文字·1 分
Cora Aegis
著者
Cora Aegis
プライバシーは権利であり、目的そのもの。道具はそれを行使する手段にすぎません。
目次

KYC Driftは現在、8つのhosted AIについて44件の事実記録を持つ。44件全てが事業者の規約、プライバシーポリシー、ヘルプ資料に基づき、アーカイブ証拠へつながっている。管理された製品画面の観測はまだ0件だ。このページが扱うのは事業者の公表内容であり、新規登録や管理されたテストで確認したシステムの挙動ではない。

現行パイロットから言えること
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比較対象は8サービス×17次元、計136欄である。うち45欄には適用範囲付きの現行記録が1件以上あり、91欄にはない。この数は現在の収録状況を示すもので、割合による網羅度や全範囲の調査完了を示すものではない。各記録が支えられるのは、表示された地域、プラン、利用形態、登録方法、そのほかの条件に限られる。

証拠に結び付いた44件の記録があれば、公表されたルールの具体的な違いは見える。しかし、一つのプライバシー尺度でサービスを並べるには足りない。以下の3つは、それぞれ別の次元の比較だ。電話番号を重く見る人もいれば、入力の転送先を重く見る人もいる。KYC Driftは判断材料となる日付付き証拠を示すが、異なる基準を一つの点数へまとめない。

別々に判断すべき3つの違い
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アカウント作成時に扱う識別子について、事業者文書の記載が異なる。 Anthropicのヘルプ資料は、Claudeの全新規ユーザーにSMSでの電話番号確認が必要で、スキップできず、VoIP番号などを受け付けず、一つの電話番号を一つのアカウントに結び付けると記載している。DeepSeekのプライバシーポリシーは、アカウント設定時にメールアドレスと電話番号の一方または両方を収集する場合があると記載する。これは二つの公式文書の比較であり、どちらかの登録経路をこちらで再現したという主張ではない。Claudeの記録DeepSeekの記録には、適用範囲とアーカイブ本文を示している。どちらにも製品画面の実地観測はない。

「削除」が指す保持条件も同じではない。 Veniceは入力内容と出力を保持しないと記載する。ClaudeとChatGPTは、例外条件を伴う一定期間内の削除を説明する。Mistralは、会話は利用者が削除するまで残り、アカウント情報や本人確認に関わる一部情報には、さらに長い保持期間があると記載する。Geminiは、人間が確認した一部の会話が、アクティビティ削除後も最大3年残り得ると説明する。DeepSeekはチャット履歴を削除できる一方、保持期間を広く「必要な限り」とする。いずれも事業者の記載であり、実際のシステムがそのとおり処理したと確認した結果ではない。

中継型サービスでは、責任を二つの事業者に分けて読む必要がある。 OpenRouterとVeniceはいずれも、入力が接続先のモデル事業者へ渡り得ると記載する。OpenRouterは保持や学習利用が接続先によって変わり、一定のデータ方針を掲げる事業者を選ぶ設定があると説明する。Veniceは、接続先にzero-data-retention(データを保持しない)条件を課すと説明する。問うべきなのは、どちらが上かではない。誰が入力を受け取り、どの文書上の約束が適用され、その約束を独立に検証できているかだ。現行パイロットでは、どちらも実際の運用までは検証していない。

このパイロットでは確定できないこと
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通信経路上の匿名性、決済仲介者に渡る情報、法的手続で到達できる範囲は測っていない。製品画面、地域ごとの利用可否、内部システムでの実施状況も未検証だ。事業者の記載という表示は、アーカイブ本文を確認した時点で、その主張が文書内にあったという意味に限られる。事業者のシステムをCypherpunkGuideが検証済み、という意味ではない。

適用範囲付きの現行記録がない91欄も重要だ。未評価とは、そのサービス・次元・表示範囲に対応する現行記録がないという意味で、「要件や処理が存在しない」という意味ではない。情報が薄いサービスほど有利に見えることを避けるため、各サービスページで欠落項目を明示する。

月次の再確認は運用目標であり、現時点のSLA(サービス水準の約束)ではない。取得・検証・差分確認・人手判定・公開判定の全工程を本番相当で動かし、稼働状況を確認できる記録を出したうえで、連続2サイクルを正常完了(GREEN)した場合にだけ継続的な約束へ移す。それまでは、各事実の確認済み期限を現行の証拠系列から保守的に算出する。パイロット全体の確認済み期限は、そのうち最も古い日付である。一部だけ再確認しても、全体が新しく見えることはない。

訂正、異議、未収録サービスについてはmethodologyを参照。editor@cypherpunkguide.comで受け付ける。確認の結果、データセットの誤りと判断した場合は訂正内容を公開する。異議への初回応答は原則14日以内を目標とするが、保証された応答期限ではない。

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